◆◇ 北大路魯山人  ネヂ 徳里(色絵) (共箱)   8.0×8.0×15.6H (cm) ◇◆

◆ 作品解説 ◆

 昭和2年10月、鎌倉山崎に「魯山人窯芸研究所星岡窯」を発足し間もない頃の貴重な作品です。 良く目にする繊細な徳利の形では無く、温かみの有る様子に笑みがこぼれ、赤と緑の螺旋模様が新鮮で、 時代と空間を無限に旅をして来た感があります。 腰の削り方が魯山人らしく、粉引釉の白い地に綺麗な色絵をデザインし、 誰にも作れない作品に仕上げています。 いかにも使い易そうですが、実際に余程使い込んだ様子で、粉引の地にはシミが滲んで、味が出ていています。 初期の魯山人陶芸作品も素晴しい事を証明してくれる貴重な作品です。
・昭和4年(1929)頃の作品

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