9.0×9.3×3.5H (cm)
煙草を呑まなかった魯山人ですが、とても使い勝手が良い灰器です。
生地に凹凸をつけた景色の無い作品もありますが、この作品のように櫛目を入れ、
織部釉の緑色の濃淡に良く合う作品が多く、感じの良さが出ています。
伊賀釉や瀬戸釉の灰器も見られますが、織部が紙巻煙草の白と火の色と一番良く合っているようです。
小振りのこの作品は何時も身近に置き、魯山人の焼き物の中で一番使う頻度が高い作品です。
・昭和8年(1933)頃の作品
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