織部と言うと、食器等は緑色の釉を思い浮かべますが、沓(くつ)型の抹茶々碗等はこの色合いです。
桃山時代、当時斬新といわれ人気が有った織部焼きですが、今では誰もがよく見よく知る物となっています。
この作品は、織部茶碗の色調で、斜めに格子模様を描き、地紙を重ねた形とし、足を付け食器(向付)にした、
何とも斬新でお洒落で新鮮な作品です。
何十年何百年後でも新鮮な感覚を保っていられる、数少ない素晴しい銘品ではないでしょうか。
・昭和5年(1930)頃の作品
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