いかにも魯山人らしい四方鉢です。
縁の角を軽く浮き上がらせ、伊賀釉を中央に溜まるように綺麗に掛け、景色も素敵です。
現在良く目にする四方鉢は、全てこの魯山人作品を見習っての作だと思われます。
八寸に丁度良く、盛り皿として何を乗せても素晴しく、他にどんな使い方が出来るかと色々考えると楽しくなって来ます。
溜まった釉薬がとても綺麗で、縁のカットがスパッとシャ-プで気持ちよく、
ゆったりと不規則な角への持ち上がりが素敵な、魯山人四方鉢の傑作です。
・昭和30年(1955)頃の作品
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