大きい牡丹餅の配置が気持ち良く、魯山人らしい大振りな四方鉢です。
俎板皿やこの種の大鉢は、初め星岡茶寮で「山海佳肴盛」と称する、
さまざまの山海の幸を盛り合わせる料理から考えついたといわれている独自の物です。
魯山人が晩年にたどり着いた土味そのものを生かす備前焼きは、彼がそれまで培ってきた芸術の集大成とも言え、
のびのび自由に独創的に焼かれています。
古備前(桃山期)の雰囲気を出しつつ独自の作風が素晴しい、後世に残したい銘品です。
・昭和27年(1952)頃の作品
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